赤羽じゅんこさん作。
七海が、入院するおじいちゃんから預かったねこには、秘密がありました。
人の言葉をしゃべるのです。
じつは、交通事故で死んだはずの落語家さん大福が乗り移っていたのです。
学校で仲間はずれにされかけていた七海は、大福に励まされながら、親友と仲直りできます。
おじいちゃんのお見舞いに行って落語の話を聞いているうちに、へっつい幽霊という話が大福と似ていることに気づきます。
大福は付き合っていた美人の落語家さんに指輪を渡すことができないまま死んでしまったので、ネコに乗り移って指輪を守っていたのでした。