いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

地図のない旅

村山由佳さん作。

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season8巻、通算では18冊目。

出だしの

そして俺は、鋭い刃を肌に押しあてた。

には、びっくりしました。

ショーリが思いあまって・・・、とヒヤッとしました。

そしたら、マスターがトレードマークの髭を剃り落とす場面じゃないですか。

 

この巻では、マスター、由里子さん、ネアンデルタール原田先輩の順に、それぞれの語りで物語が進んでいきます。

そしてついに、久々にオーストラリアのショーリが登場し、そこから目まぐるしく展開していきます。

今までこう着状態だったのが嘘のように、あれやあれよという間にショーリは日本へ。

後2巻で、どんな結末を迎えるのか。

 

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アレッポのキャットマン

アイリーン・レイサム カリーム・シャムシ・バシャ作

清水裕子さん絵。

 

戦争とネコと人間について描かれた絵本。

戦争で破壊され人々がいなくなった街で、ネコたちも助けを待っているんだな。

そして、世界中にそんなネコたちを心配している人々がいるんだな。

 

アラーは、救急車の運転手。

アレッポに「ねこの家エルネスト」をつくりました。

 

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あの路

山本けんぞうさん作。

いせひでこさんの絵なので、読みました。

 

この路に、いつから、三本足がすみついたのか?だれもしらない。

という一文から始まります。

まるで、いせひでこさんが書いたような物語です。

グレイを思い出して、もう一回、絵だけ見直しました。

 

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はしれディーゼルきかんしゃデーデ

すとうあさえさん文。

東日本大震災の時に、磐越西線を通りタンク車を郡山まで運んだDD51の物語。

「だんだんデーデたちが はたらけるばしょは すくなくなって、なかまもずいぶん、いなくなりました」

と書かれているのが、寂しくいたたまれなかった。

 

読み終わってから、絵が鈴木まもるさんだ!と知りました。

 

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ふしぎなメリーゴーラウンド

リーザ=マリー・ブルーム作。

ドイツのお話です。

6頭の木彫りの動物が回るメリーゴーラウンドで、夜中に30分だけ動物たちは本物の動物になって餌を食べたりします。

おじいさんが歳をとってメリーゴーラウンドを売ることになり、ポメランツォという悪どい男が主人になり、木彫りの動物が餌を食べるわけがないと餌をやらなくなるのです。

馬、トラ、ブタ、ロバ、白鳥と1匹ずついなくなり、最後に残った羊が連れて行かれた家は・・・。

 

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図書館がくれた宝物

ケイト・アルバス作。

とうとう読み終わりました。

3人がずっと隠していたことをミュラーさんに告げて念願を達成できたのは、367ページのあたり。ようやくほっと安心できました。

エドマンドの「それがノラさん(ミュラーさん)なんだ」の言葉に感動。

 

時は第二次世界大戦の時代。

主人公のウィリアム、エドマンド、アンナの三兄弟に両親はなく、保護者だったおばあさんも亡くなって、ロンドンを離れ疎開することになります。

疎開の目的は空襲を避けるためというより、新しい家族を見つけるため。

イギリスの疎開は日本とは違って、ホームステイのように個人の家て一緒に生活します。

汽車に乗せられどこに行くかもわからず、どんな家で世話してもらえるのかもついてみなければ分かりません。

エドマンドたちも、はじめの家ではそこの兄弟に執拗にいじめられました。ある事件の犯人と決めつけられ、そこを出て次の家へ。

二つ目のその家では、貧しさゆえこき使われます。

どちらも優しくしてもらえることもなく、追い出されないかビクビクしながら暮らします。

ただ一つ落ち着ける場所が村の図書館で、司書のミュラーさんは3人を大切に扱ってくれました。

けれど、ミュラーさんは疎開の子を世話するのに「ふさわしくない」と村の人たちから思われていました。

それは、ミュラーさんがドイツ人だからです。

二つ目の家でも問題を起こし、3人はミュラーさんの家に行くことになります。そこしかなかったからです。

3人は、暗闇を照らすお月様のようなお母さんを見つけなさいと言われていたのですが、なんとミュラーさんはカー先生に、「わたしにとってあの子たちは、暗闇を照らすお月様のように思えるのよ」と言うのです。

 

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記憶の海

村山由佳さん作。

おいしいコーヒーのいれ方、Second Season 7巻。

今回は勝利の出番が全くなく、丈の語りで物語が進んでいく。

あんなことがあってオーストラリアへ逃げるように行ってしまった勝利だから、自分から戻ってくることはできない。

いったいどうやってかれんたちのもとへ帰れるのだろう。

それには、由里子さんとマスターと顔を合わせなければ始まらない。

由里子さんもかれんも、お互いに相手の気持ちを大切にしながら、話し合っている。

打ちのめされて頑なに拒み続けるショーリの気持ちが、どうやって解けていくのか、まだ先は見えない。

 

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