いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

小説家ぶー子イギリスを行く

読み終えました。

最後の一文までよかった。

2度のイギリス行きに、その企画からずっと、一緒したような気にさせてもらいました。

M氏の腰痛、パソコンがつながった時の喜び、アンティークな掘り出し物など、ただのイギリス本ではない。

かくいうぼくも、イギリスのことより、この人のことをもっと知りたくて読んだのです。

読んだ甲斐がありました。

その上、最後のほうではウェールズの最南端ランズエンドにまで到達した。

もちろん行ったことないけど、地図で見つけて憧れたところ。

 

そのアドレスに送ってももうどこにも届かない、という言葉がこの人の気持ちをそれ以上ないほど表していて、その余韻がまだずっとぼくの中にも乗り移ったままでいる。

 

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激動の一日

昨日母の受診のために、半日仕事を休んだ。

その前日も、午後から職場を出て母を退院させた。

施設に連れ帰ってから、新しいケアマネさんと訪問看護をお願いすることになる看護師さんと、契約を交わした。

新しい病院で入院できればいいんだけど、もし返された場合、点滴や食事、嘔吐した場合の処置、緊急で運ばれたときの受け入れなどについて入念に打ち合わせした。

一晩施設で過ごした母は、夜勤の新しいスタッフさんも優しかったわ、と病院との違いを語っていた。

明けていよいよ受診の当日、つまり昨日ですね。

バタバタしていて同僚さんに休むことを伝えていなかったため、6時に職場に行ってメモを残そうとしたのだけど、いつもは早く来て門を開けてくれてる作業員さんが来ていなくて、無駄足だった。

これが一つ目の想定外。

取って返して母の施設へ向かう。

途中で受診する病院に自転車を置き、歩いて向かう。

着替えさせてトイレもさせ、車椅子に乗せて予約した介護タクシーを待つ。

いつもは5分前には来てくれるんだけど、定刻になっても来ない。

せっかくここまで段取りよく運んでいたのにと焦る。

前のお客さんを遠くまで運んで渋滞に巻き込まれ遅れる、と連絡が来る。

早くから予約してたのに、と腹が立ってくる。

これが二つ目の想定外。

病院にたどり着き、紹介状を渡して受付を済ませ待合室で待つ。

しかし、予約の時間をすきても一向に呼ばれず。

1時間が過ぎ、また30分たって、これは午後からの仕事に間に合わないかも、と不安が湧いてきた。

ようやくのこと名前を呼ばれ、ずっと何も食べていないので入院して診てもらいたいとまくし立てると、主治医さんは少し呆れた顔で、食べられないなら仕方ないですねと入院を許可してくれた。

車椅子にぶら下げていた入院グッズも説得力があったのかもしれない。

ホッとした。目標達成。

そのあと検査や入院手続きを途中から嫁さんに任せて、職場にも間に合った。

めでたし、めでたし、でありました。

十一匹の相棒たち

朝母の施設へ行き、退院用の服を選び、ベッドを整えて、図書館に寄ってきました。

村山由佳さんの本を漁っていると、すぐ隣に『十一匹の・・・』のタイトル。

作者は、村山房代という人。

猫の本だったら借りようと手に取ると、表紙には犬の絵。

でも、中を見てみました。

少しだけと読み始めると、目が離せなくなり、その一冊だけ借りました。

病院に寄って退院準備をしてから、家に帰って一気に読みました。

沢山の辛い目にあいながら、その都度出会った迷い犬を放っておけなくて、家族の一員として迎え入れる筆者。

その犬たちに、逆に支えられてきた一生が綴られていました。

同じ大阪で、母より少し後の時代を懸命に生きてこられた家族の物語で、身につまされました。

 

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