いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ヴァイタル・サイン

ようやく、読み終えました。

南杏子さん作。

高齢者の療養病棟が舞台。

主人公は31歳独身の看護師堤素野子。

看護師の過酷さが、これでもかというくらい描かれます。

準夜勤、深夜勤の時間に、ラウンドをこなすだけでも大変なのに、嘔吐、失禁、急変とナースコールの嵐。

認知症患者の暴言暴力、セクハラにもさらされます。

心折れそうな中、恋人の翔平と過ごす時間だけが支えだったのに、留学が決まると易々と振られてしまいます。

誠実に看護をしようと努力するも、家族からのクレーム、脅しに心までボロボロになってしまいます。

フラフラになりながら休めない主人公なの、次はどんな悲劇が襲ってくるのかと、ヒヤヒヤしながら読みました。

最後までいいことは起こらないものの、コロナ禍を乗り越えて、病院のシステムが改善され、医療者への感謝の言葉が掲示されたりして、ようやくホッとできます。

医療現場や介護現場で、の過酷な労働環境が、少しでも改善されることを願わずにはいられません。

 

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ふたり姉妹

読み終えました。

久しぶりの瀧羽麻子さん。

この人も、人生の階段をまた一つ上られたように感じます。

田舎を飛び出して東京でバリバリ働いていた姉の聡美と、ずっと親元で暮らし地元に婚約者もいる愛美。

お互い傷つけあってしまう2人が、最後には和解できてホッとしました。

 

海辺で幼馴染の沙織がポツリと言ってくれた一言が、心に響きます。

「別に、逃げたわけでも負けたわけでもないよ。帰ってくる場所があったから帰ってきた、それだけだと思う。」

 

よかったなあと思った一文は、

 

海に来てよかった、というつもりで口にしたのが、声に出したら意味が広がった気がした。

 

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