いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

いつか太陽の船

村中李衣さんの本。

気仙沼東日本大震災に被災し、根室の花咲港にやってきた家族の物語。

お父さんは、漁船を作る仕事をしている。

主人公の海翔は、花咲港に来て6年になるが、未だにサンマが苦手だ。

カモメの目も怖い。

なかなか花咲港に馴染めないのには、理由があった。

震災の日に避難しようとした時、可愛がっていた犬のスパナと別れ別れになってしまったのだ。自分がしっかり抱いていなかったからだと、ずっと後悔している。

 

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