疏水さんぽは続きます。
木々の窓から電車。
第二トンネル入り口の扁額は、「仁以山悦智為水歓」(じんはやまをもってよろこび、ちはみずのためによろこぶ)と書かれています。
仁者は動かない山に、智者は流れゆく水によろこぶという意味だそうです。
井上馨が揮毫しました。
ここで一旦疏水を離れ、御陵駅へ行きます。
御陵駅も思い出深いところ。
学生時代、フォークダンス連盟の全国大会が京都で開かれ、裏方の仕事を前日から泊まり込みでしたのですが、泊まらせてもらった先輩のお家が御陵駅にあったのです。
ここから、会場に車で向かった光景はいまだに記憶に残っています。
ついでに、天智天皇陵にも寄りました。
でも、参道が長すぎるのでここまででUターン。
永興寺です。曹洞宗のお寺。
第二トンネル出口のこちらの扁額は、「随山到水源」(やまにしたがいてすいげんにいたる)と書かれており、西郷従道が揮毫したものです。
浄水場の取水池です。
いよいよ第三トンネルです。
ここの扁額は、「過雨看松色」(かうしょうしょくをみる)と書かれていて、松方正義が揮毫しました。
時雨が過ぎると、いちだんと鮮やかな松の色を見ることができる、という意味だそうです。
日本で最初のコンクリート橋。
ほんとかなあ。
ここから先は水路沿いには行けないので、三条通へ出ます。
ミネルヴァ書房って、こんなところにあったのかあ。
とうとう蹴上まつぁ来ました。
インクラインです。
第三トンネル出口の扁額は、「美哉山河」で三条實美が揮毫したそうです。
ねじりまんぽです。
とうとうゴールの疏水記念館に到着。
琵琶湖疏水って、京都の発展のために大きな役割を果たしたことがよくわかりました。