中山聖子さん作。
とてもとても、いい物語でした。
6年生の陽架はお母さんと二人暮らし。
ほんとは妹がいたんだけど、2年生の時幼稚園児だった妹の未怜はおばあちゃん(お父さんの母)に連れて行かれてしまってお父さんと暮らしている。
3人でお父さんの家を出てきたころ、お母さんは病気みたいになって、真尋さん(お母さんの妹)に助けてもらっていた。
おばあちゃんは勝手に出て行ったお母さんに、二人を育てる力がないとか同じ苗字を使わないように言ったりした。
そして未怜はお父さんやおばあちゃんと一緒に暮らすようになってしまったのだ。
そんな陽架は、遠くの町で暮らす未怜に会いに行く。真尋さんが入院して未怜に会いたそうにしていたから。
二人の再会から、家族4人が再開するまでを描くお話です。