岩瀬成子さんの本。
侘しい夕食の場面から始まります。
みきは妹のるいとお父さんと、3人で暮らしています。
お母さんは、3人を置いて出て行ってしまったのです。
と思ったら、実は赤ちゃんを産んでおばあちゃんの家にいったのでした。
みきは、かわいそうな子を妄想していたのでした。
赤ちゃんの弟がお母さんといっしょに戻ってきてから、自分たちが隅っこに追いやられてしまったように感じる2人。
知らん顔したり、意地悪したりと、子どもらしい感じ方が、至るところに散りばめられた物語です。
少し手の不自由なおおおばあちゃんが、2人の気持ちを暖かく包み込むようにほぐしてくれます。