いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

人間になりたがった猫

外では、台風の風が唸っています。
でも、雨戸してるから大丈夫。


この本は、面白くて一気読みした。
ロイド・アリグザンダーといえば、あのタランの物語を書いた作者だ。
この物語も猫のライオネルが、主人に人間にしてほしいと頼み込むところから始まる。
何度も断られた後、罰として人間にされてしまう。
頑固な魔法使いステファヌス大学士も最後まで頑固だ。
人間の町で出会うジリアンは真っ直ぐで、タドベリ博士はユニークで楽しい。


袋に入れられ、重石をつけられて水の中に放り込まれた時、ひとつだけ願いの叶う骨で、ダンスタンの森へ帰ると思ったら、ジリアンのところへライオネルを移動させた。
この作者のすごいところだ。


猫の目を通して、人間って面白いなあと改めて感じさせられる。