今西乃子さん作。
黒毛和牛の牧場に、金色の子うしが生まれました。
黒い毛じゃないから殺されかけました。
殺されると、産業廃棄物となり、ゴミとして扱われます。
うしかいの母ちゃんは、遺伝子検査までして、きんじろうが黒毛和牛だと認めさせました。
8ヶ月して市場に売りに出され、新しい牧場で大人になるまで2年ほど育てられました。
そうして、お肉として命を終わらせることができたのです。
きんじろうが暮らしたのは、長崎の生月島。
お肉となったのは、今から15年前だそうです。
きんじろうのことを知れてよかった。