いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

お通夜

6日午前3時41分、長かった闘病生活にピリオドをうち、おじいちゃんは亡くなりました。
夜明け前の街をアキとフミの三人で病院に向かったことやあれだけ帰りたがっていた家に帰ってきたおじいちゃんの横で慌ただしく葬儀の打ち合わせをしたのが夢のなかのことのようです。
戻ってきたおじいちゃんはもう苦しみから解放され、笑っているような表情に見えました。
家族葬でごく身近な人たちだけの弔いにする予定でしたが、おじいちゃんの人柄を慕って鹿児島や埼玉から親族が駆けつけてくれました。
おしゃれでハイカラなおじいちゃんのために、好きだった服や帽子、鞄、耳当てなどを棺の中に入れました。
会場には好きだった曲を流してもらいました。
読経のあと、お坊さんが振り返って話をしてくれました。
故人のことを、優しい人で孫のことを心から可愛がっていたと聞いています、と話し出された時には涙が出ました。
分かりやすくとてもいい話をして下さって、悲しむだけでなく前向きに見送ってあげることがおじいちゃんのためだなと心から思えました。
明日の告別式でいい別れをしたいと思います。