林ユミさん作。
文章や絵や本全体から、この人のねこへの愛情が伝わってきます。
この人の飼っていたネコは、ロンとボン、ヤム、ニーオ。
ロンは元ノラさんで、2年と少し一緒に暮らしたそう。
その後に来たのが、ボンとヤムの兄弟。最後に来たのがニーオなんだけど、11歳で天国に旅立った。
この本の主人公はボン。
あれ? 主人公なのかなあ。
まあ、中心的な登場人物(猫)です。
ボンは19歳で猫の認知症になりました。
同じところをぐるぐる回る。
隙間に入り込んで、出られなくなる。
という症状があったそうです。
林さんは、隙間を無くしたり、落ちないように床の上だけで過ごせるようにしてやります。
それだけではなくて、ボンが認知症だと分かったとき、ボンの気持ちのそばにいたいと思ったそうです。
だから、どうしたらいいか色々悩むんだけど、ボンは幸せな最期を迎えたと思います。