村井理子さん作。
他の本が遅々として進まなくとも、この人の本はするすると読めてしまう。
心臓手術で入院した90日間の闘病記。
文章が軽快だし、他の本でも病室で原稿の仕事をしていたとも書いてはったから、楽しそうとさえ思っていたが、そんなことはない。大変な状況にまで追い詰められてはったのだな。そんなそぶりは見せはらないけど。
最後の数ページは真摯な気持ちになってよみ終わりました。
手術された大学病院の最寄駅のそばの王将で、退院する時に餃子を食べて帰るのを目標にされていた。
その王将に、今度ぜひ行ってみたいと思っている。
表紙には、枝を咥えたハリーもいますね。