いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

シリアの戦争で友だちが死んだ

戦場ジャーナリストの桜木武史さん作。

マンガは、武田一義さん。

それぞれの章で、マンガでざっとあらすじを知り、その後桜木さんの文章で詳しく読める。

昨日の晩に読み始めたらやめられなくなって半分読み、今日の通院の待ち時間で残り半分を読み切りました。

2005年にインドのカシミール地方スリナガルで取材中、戦闘に巻き込まれて撃たれ、右顎の骨を粉々に砕かれた。

それでも回復してからシリアに出かけ、アサド政府軍と戦う自由シリア軍に従軍して取材を続けた。

戦争の中ではルールも無視される。

アレッポの五階建ての大きな病院で2人だけ残った医師の話は衝撃だった。

政府軍にとって病院は格好の標的なんだそうだ。

病院にはたくさんのケガ人が運び込まれる。その中には兵士もいる。

1人の兵士を殺すより医者を1人殺す方が、効果が大きいのだ。

3度目の取材で3週間通訳もしてくれ友だちになった兵士が、翌日に亡くなった。

いつかその友だちの墓参りに行くのが夢だそうだ。

 

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