とてもいい物語でした。
登場人物は、主人公のボクと、関西弁を喋る見えない星だけ。
いじめや自死を扱っているのに、読み終わった後に、気持ちが軽くなります。
物語前半に出てきた連想きりかえゲームは、だれかとぜひやってみたい。
後半の、星の言葉は、折に触れて思い出したい。
「自分の人生は、シナリオ作りも演出も主役も、ぜんぶ自分でできるんでっせ。やりがいがありますやろ。途中でシナリオを変えることもできますし、演出方法も変えられます。悲劇仕立てにも喜劇仕立てにもできますしな。」
20年ほど前に絶版になったのの、復刻版。
さなともこさん、ちゃんとメッセージは、とどいてますよ。
さなともこさん作。
かみやしんさん絵。