い〜い物語でした。
さなともこさん作。
東淀川の図書館で手に取ったとき、見返しの絵が猫のシルエットだったので、これは借りねばと思ったのですが、違う本を見ている間に借り忘れて題名も分からなくなっていました。
その本を我が家の近くの図書館で、たまたま偶然見つけたのでした。
自分とは違う家庭環境のカナちゃんが気になるショーコ。
カナちゃんがなぜブランコが嫌いか知ったとき、カナちゃんの味方になってあげたいと思ったんだろうな。
そんな時にたまたま見つけた『猫を探しております。名前はポーラと申します』という電信柱に貼られた貼り紙。
塾に来なくなったカナちゃんに訳を尋ねると、塾代が・・・との返事。
塾の先生の平八郎もカナちゃんにあったかい。
熱き心の持ち主だ。
貼り紙の主のおばあちゃんに会いに行っても、お礼目当てなのにおばあちゃんのためになんとかしてあげたいと思う。
結局ポーラは見つからなかったけど、ショーコはカナちゃんを勇気づけたと思う。