読み終えました、第4巻。
テールが0番船で訓練の体験をさせてあげたミナミくんは、魅力的な少年だった。
実は女の子だと分かって、さらに魅力的に感じた。
女の子だけど、ほんとにドルフィンの配達員になりたいという気持ちが伝わってきた。
この巻で、よかった文章は次のところ。2つある。
「あなたはわすれてる。そして心のおくで、おもいだしたがってるわ。なにか、とってもだいじなことを」
そんなまっすぐな目つきを、おれも、たぶん、してたことがあったんだろう。
それをどこかになくしちまったつもりはない。「まあ、いいか」がどうやら口ぐせになってるいまは、ちょっとにあわないだけだ。
ミカヅキ造船の御曹司と間違われてミナミが人質にされ、その一件が解決してホッとした後も、物語がどんな終わり方をするんだろうと期待がふくらんだ。
そんな物語をつくる人です、竹下さんという人は。
ノアのルチア園の裏庭に行って、ぼくもアステリスタの青い星の花を見てみたくなった。