いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

再会

迎えに行った子が予想以上に早く来て学校の門のところで見送りしようと待っていました。
そしたら、学校の前の道をフラフラ通り過ぎていく自転車が目に留まりました。
乗っている人の顔に見覚えが…。向こうもこっちを見ています。
やあという風に手を挙げています。
Oさんでした。前の前の学校での教え子。正確には教え子の妹です。
指折り数えてみると、30歳くらいになってるでしょうか。
「Oさんやんなあ」と声をかけると「うん」と言います。
家庭的にも恵まれず、友達もあまりなく、障害のある子でした。
今は古新聞や空き缶を集めて生活しているようでした。
お兄ちゃんはと尋ねると、ひきこもってるとのことでした。
子どもは生まれてくる家庭を選ぶことはできないとよく言われますが、あの兄妹に幸多かれと願います。