いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

今日も一日きみを見てた

題名がいいです、その気持ちよーく分かります。 角田光代さんは犬派と思ってました。 でも、犬も猫もそれまで飼ったことなくて、初めて飼ったのが猫のトトだったのですね。 トトの中には何か違う生き物が入っているという感覚は、ぼくもニャンちゅうでよく味…

船上でチェロを弾く

藤谷治さんの本。エッセイ集。 『船に乗れ!』の人ですね。 有名な音楽家やクラシックの難しい曲名がたくさん出てくる。 母方の家系が音楽一家で、ピアノやチェロを習い、たくさんの曲を聞いたり弾いたりしてきたそうだ。 ぼくには全然わからないんだけど、…

たまねぎとはちみつ

瀧羽麻子さん作。 アラビア語のことわざで、今日はたまねぎ明日ははちみつ、というのがあるそうだ。 悪いこともあれば、いいこともあるというような意味。 ふとしたことで知り合った修理屋のおじさんに、学校での出来事を相談するようになる主人公。 今日は…

むこう岸

安田夏菜著。 読み終わって、著者の略歴見てビックリ。 ぼくも同じ大学出身だ。しかも2年違いだから、どこかですれ違ってたかもしれない。 山之内和真と佐野樹希の2人の視点で物語は進んでいく。 中学受験で超有名私立に合格したが、落ちこぼれて公立中に戻…

いつか太陽の船

村中李衣さんの本。 わざわざ花咲港まで行って、サンマに関わる人々を取材したそうだ。 気仙沼で被災し花咲港に来たのが、主人公の両親。 アルミで漁船を作る仕事している。 地震の傷跡はまだ根深いけど、少しでも元気になってほしいなあ。

夏の朝

本田昌子作。 この人は、ぼくと同い年。 2015年の課題図書だそうだ。 おじいちゃんが亡くなって取り壊されることになった古い家で、庭の池のハスの花が咲く瞬間のポンという音を聴こうとする主人公。 早朝、ハスの蕾を見ながら待っていると、夢を見ているよ…