読み終わりました。
久慈ファンさんから教えていただい作者さんです。
おざわゆきさん作。
お父さんの体験を聞いて描いたシベリア抑留記。
はじめて聞いたのは、高校の先生が出してくれた家族の戦争体験を聞いてくるという宿題がきっかけ。
それまでは一切話されたことがなかったそうです。
そういえば、うちの母も「戦争の時のことは忘れた」と具体的なことは何一つ話してくれませんでした。
それくらい悲惨な体験を乗り越えてきたのでしょう。
叔父も高齢になってから、「わが戦中記」という記録を書き残し、その中で京橋空襲で亡くなった人を火葬した話を家族の誰にも話さなかったと書いていました。
映像がほとんどないシベリア抑留の記録を、こうして漫画にしてくれたのは貴重なことだと思います。