トーベ・ヤンソン作。
この本を読もうと思ったのは、ねこが出てくると知ったから。
その子ねこは、はじめの方に出てくる。
そして、最後の方まで出てこない。
作者はねこのことをよく知っている。
おいでと言ったら来なくて、ふんとしたらスリスリしてくる。
登場人物の中で、ねこのことを気にかけているのはスニフ。
ミルクのお皿を階段のところに置いて、毎日来てくれないかなと願っている。
旅から帰って来たらいなかったが、彗星がぶつかるときにはスニフのどうくつまで付いてきた。
それにしても、登場人物がみんなのびのびと自由だ。