田中孝之という人が書いたエッセイ集。
岬町、淡輪の人だ。
表紙の絵は、海洋センターかな。
著者は、幼い頃に家族とともに東京に出て、小学3年の時に福島県に学童疎開。
3月の東京大空襲で家は焼けたが、父母と兄はなんとか生き延びて、家族そろって故郷の岬町に戻ってきて暮らす。
しかし、父は工場で爆撃を受けて亡くなる。
岬町は、淡輪、深日、多奈川、孝子の4つの地区からなる。
子どもの頃、淡路島に連れて行ってもらった時に、深日港から淡州丸という船で洲本までいったので、ずっと親近感を持っていた。
また、この本で親しみが増した。