稲葉真弓さんの本。
仕事帰りに中央図書館に行くというアキに頼んで、借りてきてもらいました。
今日読了。
前の本では「ミー」と名前で書かれていましたが、この本では「猫」となっていました。
夜の胞子、漂う箱、竹が走る、朝が2度くるの4作品はみーがまだ生きている間に書かれたもの。
交歓と七千日の2作品は、ミーの死後でした。
『ミーのいない朝』では書かれていなかった棺を探す話や、カメラをリュックに詰めて野良猫を撮りに行った話は、ミーの物語に奥行きを感じさせてくれました。
品川の路地裏を歩いたような気にさせてもらえたのも、うれしいことでした。