いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

猫に満ちる日

稲葉真弓さんの本。

仕事帰りに中央図書館に行くというアキに頼んで、借りてきてもらいました。

今日読了。

前の本では「ミー」と名前で書かれていましたが、この本では「猫」となっていました。

夜の胞子、漂う箱、竹が走る、朝が2度くるの4作品はみーがまだ生きている間に書かれたもの。

交歓と七千日の2作品は、ミーの死後でした。

『ミーのいない朝』では書かれていなかった棺を探す話や、カメラをリュックに詰めて野良猫を撮りに行った話は、ミーの物語に奥行きを感じさせてくれました。

品川の路地裏を歩いたような気にさせてもらえたのも、うれしいことでした。

 

f:id:kuroneko356:20201113144636j:image