いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

眠くてフラフラ

ようやく実習最終週を迎えたアキ。
担当の患者さんが退院してしまったので、ほんのちょっとだけゆとりができたようです。
「疲れた、もう無理」とかいっぱい愚痴をこぼしながら、「お父さんに言うたっけ」と前置きしながら実習の話をしてくれました。
今回は術後の患者さんを担当するということで、手術の見学も3回したそうです。
頭の動脈瘤の手術では、頭に3箇所印を付けて電動ドリルで穴を開け、ぎゅーっと引っ張ってメキメキと骨をはがすんだそうです。脳を傷つけないように顕微鏡みたいなので覗きながらの手術だったそうです。
それが終わったら、はがした骨をもとのところにはめ込んで薄い鉄板みたいなのをかぶせてたくさんのネジで留めたんだとか。
内視鏡を使った副腎摘出手術では、小さな穴からどうやって副腎を外に出すんだろうと思ってみていたら、体の中にビニール袋を入れて内視鏡で見ながらその中に切り取った副腎を入れて体外に出したそうです。
心臓のバイパス手術では、その患者さんは4本の血管が必要で、太ももとふくらはぎと腕から血管を取ったのだとか。
聞いているだけで、血の気が引いてくる話でした。
アキに「気持ち悪くなってフラフラせえへんかった?」と聞くと、「眠くてフラフラした」という答えでした。
毎晩ほとんど寝ずに看護計画や実習記録を書かねばならず、早く実習を終えてゆっくり寝かせてやりたいものです。