2020-05-31 11をさがして パトリシア・ライリー・ギフ作。 著者は、20年間小学校の先生をした後、本を書くようになったのだとか。 文字の読み書きが苦手な子や転校ばかりして寂しい子の味方になりたいとずっと思っていたそうです。 この物語に出てくるサムも読み書きが苦手。 文字が、黒いクモのように足を伸ばしたり縮めたりしているように見えてしまいます。 パトリシアは、絵描きのお父さんの都合で転校ばかりして、友達を作ろうとしない女の子。 「ひとつだけ言っておくけどね」という決まり文句が面白い。