いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

時間割変更

Rくんは、プールが始まってから、とてもいい表情で登校しています。
なんせプールが大好きですから、プールの時間まで待ち切れずに着がえ出してしまったりするので、プールバックはわからないところに隠してあります。
プールのない日も、プールに入れることを期待して眼を輝かせていたりします。
だから学習室担当のぼくたち4人は、Rくんの願いをかなえてあげたいといつも思っています。

ところが・・・。
今日、1時間目のチャイムが鳴るちょっと前、プールバックを持った子がプールのほうへ向かっていくので「何年生?」って聞くと、「5年」と答えるではありませんか。
えっ、5年は4時間目のはずやろ。Rくんが入れないやん!

Rくんが登校するのは、2時間目以降なのです。2歳の弟くんが保育所に行って家が静かになってからやっと、学校に行こうという気になるからです。

急いで職員室に行って5年のセンセに確認して、腹立つのを抑えて家に電話。
そしたらお父さんが、「今メシ食べたから、できるだけ間に合うように連れて行きます」との返事。
でも、急に予定変更したらRくんはきっとギャーッとなるだろうなとぼくたちは予想していました。
来れてもプールの終わるころ?

特別支援の部屋に戻ってきてそんな事を話していると、予想に反してRくんとお父さんが到着。
ビックリして、オーっとみんないっせいに拍手喝さい。熱烈歓迎。感動の名場面となりました。
お父さんは、家で水着を着せてきてくれ、「裸で自転車乗せよかと思てんけど」とか「ついでに、ぼくもパジャマのまま来よと思てんけど」と笑わせてくれます。
思わず涙が出そうになりました。