いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

魂のメス

嫁さんが録画していたドキュメンタリーを見ました。
「魂のメス〜1万人の命を救った小児外科医〜」。ミャンマーで、貧しい人たちに医療活動を15年続けているお医者さんの話。大阪出身の人でした。
小さいときの火傷のために手足が癒着してしまっている子や脳瘤といって頭蓋骨に穴があいて脳が飛び出している子などの手術を、貧弱な設備しかない施設でやってのけているのです。
どうしてミャンマーで医療活動を続けているのかとの問いに、「自分の存在価値の再認識」つまり喜んでもらえることで自分が生まれてきた価値があったという思いを強くしていく一番いい場所だというのです。
人のため〜と言わないところがすごいところです。
自分がいいと思う道を進んでいる人は強いなあ、と思いました。
手術してもらって回復した子の、家族の人たちのうれしそうな顔と涙をこらえきれなくなった表情が印象的でした。
ずっと泣きそうになりながら見ました。