2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
三萩せんやさん作。 二十数年前の病院から物語は始まる。 病院の中の図書館。 そこで穏やかな時を過ごす患者さんたち。 やがて院長が亡くなり、病院は閉院した。 だが、院長の遺志で図書館だけは残った。 そこから、物語は現代に移る。 まるで映画のような展…
嫁さんのリクエストで、手づくり市へ。 久しぶりの京都です。 出町柳まで、ダブルデッカーの一階席で。 まずは、腹ごしらえ。 知恩寺へ行く道すがらのおむらはうすでオムライス。 ぼくは、明太子オムライス。 ご飯に明太子が混ぜてあって、おいし〜。 手づく…
エルス・ペルフロム作。 スペイン市民戦争後のアンダルシア地方が舞台。 修道院や地主が横暴を振るう中、クロ(サンチャゴ)の家族は洞窟の家に住んでいた。 焚き木さえ自由に拾うことができない。 8歳の冬、父ちゃんはクロに明日から学校に行かなくていいと…
内海隆一郎+谷口ジローさん作。 劇画で表現されていて、人物や風景が新鮮でした。 村井理子さんが本の中で紹介されていて、知ることができました。 「欅の木」だけでなく、「白い木馬」「再会」「兄の暮らし」「雨傘」「絵画館付近」「林を抜けて」「彼の故…
商店街に買い物に行った時に出会いました。 通り過ぎた時に視線を感じるなと思ったら、サングラスしたわんこがいてギョッとしました。 嫁さんに聞いたら、ずっと前からいるらしい。
楢原真也さん著。 誠実な文章、謙虚な姿勢、子どもたちを思う愛情に心打たれます。 施設で暮らすことは「不幸」や「かわいそう」ではない、と著者は言います。 施設で暮らす子どもたちの存在を、自分に課せられた苦難を乗り越えようと一生懸命に生きている子…
土鍋で煮ました。 奥伊勢で買ってきたきんかん。 塩だけで甘くなるって書いてあったけど、そうでもない。 砂糖入れたほうがいいのかな。 ニャンちゅうは、ずっと寝ています。
咲セリさん作。 自動販売機の隙間でワタシを呼んだ小さな黒猫。 おろしたてのワンピースが汚れたけど、すり寄る猫を離せなかった。 獣医さんの診断は、猫エイズと白血病。 あいと名付けた。 入院中で誰もいないおばあちゃんのアパートで預かることにした。 …
咲セリさん作。 この人も猫好きなんだなあ。 知り合いが、喫茶店の近くで保護した猫。 虐待を受けたようで、首から下の毛がなく皮膚は傷だらけ。目も見えなかった。 みゅうみゅうやジャムのように、瞳孔が開いてる。 引き取り手がなく、作者もずっと躊躇して…
戦場ジャーナリストの桜木武史さん作。 マンガは、武田一義さん。 それぞれの章で、マンガでざっとあらすじを知り、その後桜木さんの文章で詳しく読める。 昨日の晩に読み始めたらやめられなくなって半分読み、今日の通院の待ち時間で残り半分を読み切りまし…
咲セリさん作。 読み終えました。 誰であろうと生き切ってほしいという、作者のメッセージが伝わってくる物語。 家族から疎まれ生きている意味がないと思っていた私と、生まれた時から心臓が悪く20歳までしか生きられるないということを隠して豪快に生きてき…
眞島めいりさん作。 いやいやならされた図書委員の夏休みの当番で、同じような立場の四人が出会う。 夏休みの課題であるグループ研究をその4人ですることに決めた。 内容は、合奏と合唱。 クラシックに詞をつけて歌うことにした。 なかなか歌詞を作れない主…
能町みね子さん作。 5歳の「私」の幼稚園時代の物語。 北海道から茨城に引っ越してきて、周りは敵ばかり。 汚いトイレ、押してくる友だち、怖い目の先生。 大人びた頭で自分を守ろうとする「私」。 だまっていても、こんなこと考えてたんだと、幼い頃を遠く…
花里真希さん作。 人付き合いが苦手な主人公が入ったのは、園芸部。 部員は同じ学年の西森くんと2年生の先輩のアズサ。 3人はバラバラだったけど、野菜や花を育てるうちに、それぞれの居場所を見つけられるようになっていく。 自分の居場所があるって大切な…
いなくなってからもなんとなくその辺に気配があって、ジャムっちと呼びかけてしまいます。 今日は四十九日。 ほとんど食べられなくなってからも口をつけていたスープのエサを供えました。 あちらの世界でジャムっち、どうしてるかなあ。
嫁さんと、今シーズン最後の18きっぷ旅。 向かったのは、加茂郷駅。 歩いて15分ほどで、目的地の道の駅海南サクアスに着きました。 できてまだ3ヶ月ほどしか経っておらず、どこもかしこもきれいな道の駅でした。 いつものことながら、歩いてきてるのはぼく…
初詣パスの薦める中山寺にもいちおうお参りして、売布神社から電車に乗り仁川へ。 地すべり資料館のあるところは、阪神淡路大震災で大きな地すべりが起こったところなのだそうです。 13戸の家が押し潰され、34人が亡くなったそうです。 関学の博物館も見にい…
箕面駅から自転車で西へ。 左手には大阪平野が見渡せます。 まだまだかなと思っていたら、五月丘の標識が出てきました。 懐かしい地名です。 昔の大学に関係する地名。 そこから南に下っていきました。 地図にある歴史民俗資料館を目指します。 入り口まで来…
坂を下り箕面萱野駅へ。 こちらは高架駅です。 ホームから眺める景色もきっときれいなことでしょう。 箕面駅を目指します。 途中の唐池公園で休憩。 池やグランドがあり、遊具も楽しそうで、子どもを連れてきたくなるところでした。 箕面駅の郷土資料館は、…
工事中の箕面船場阪大前駅に向かいます。 駅の外観はほとんど出来上がっているようです。 ワクワクします。 でもまだまだ工事は続いているよう。 この駅がすごいのは、すぐ横に大きな図書館があること。 広いテラスがあって、千里中央駅みたいです。 開業し…
今日のお供は、阪急のぐるっと初詣パスです。 梅田駅を入ると、やっぱり宝塚線の急行に吸い寄せられてしまいます。 この景色は、学生時代と変わりません。 まず降りたのは、箕面線の牧落駅。 萱野三平旧邸まで来ました。 開館は10時からなので、外から眺めま…
今日から開いてるのです。 すごいですねー。 うちの市の図書館は5日からなのに。 というわけで、電車に乗って行ってきました。 初図書館です。 入り口にはおたのしみ袋というのが置いてありました。 書かれたテーマに関わる本が2冊入ってるそうです。 例え…
村井理子さん作。 お兄さんが不慮の死を遂げたことは他の本で何回か読んで知っていたが、その出来事を一冊の物語にした本でした。 ある日、滋賀県に住んでいる著者のもとに、宮城県警塩竈警察署から電話がある。 お兄さんが自宅で亡くなり警察署に安置してい…
瀬尾まいこさん作。 個性というものが何もなく、何をやっても平均点な匠。 ただ一つ特別だと思えるのは、人の心を読めること。 中学のころ、ずっと不登校だった女の子が教室前で固まっていた時、その子の気持ちが分かって助けてあげた。 大学生になって、暴…
とんでもないことになってしまいましたね。お正月に向けてそれぞれのご家族で準備されてきたのに、大変な元旦になってしまいました。 被災された石川、富山、新潟、福井の皆様がどうぞご無事でありますように。 そんなことになっているとはつゆ知らず、昼か…
新年の1冊目、読み終わりました。 今年もよろしくお願いします。 甲斐信枝さん作。 比叡山の麓で、農家の納屋に通いながら観察したあしなが蜂との記録。 女王蜂が一心不乱に子育てする様子には心打たれます。 去年おばあちゃんの家の軒先にあったあしなが蜂…