押見修造さん作。
映画を見てから、本を探して読みました。
作者の体験から生まれたマンガです。
吃音には、「ぼぼぼぼぼくは、おおおおおにぎりが・・」のような「連発型」と、「・・・・」のような「難発型」があるそうです。
作者は何度も敗北感や自己嫌悪を味わって、なるべく人には話しかけなくなったそうです。
だから、このマンガの主人公は自分から話しかけようとします。
友だちとうまくいきそうになって、やっぱりダメで逃げてしまうけど、それでも諦めきれずになんとかしようとします。
一緒にバンドを組むのは、音痴な子と空気が読めない子。
お互いのことを笑わないで付き合おうとするところに、希望が見えます。