ポリー・ファイバー作。
第二次大戦下のロンドンが舞台。
ドイツの空襲が激しくなると、政府は市民を疎開させたり、地下鉄駅を開放して市民を守ろうとしました。
妹のメーブとお母さんは、塀の上で寝ていたところを爆弾が落ちてあっという間に死んでしまいます。
一人ぼっちになったモーガンは、フェイバーアンドフェイバー社に住み着いて、編集者や作家を励ます猫として成長します。
フェイバーアンドフェイバー社は、あのT・S・エリオットの『キャッツ』を刊行した会社です。
エリオットさんがモーガンを会社で飼おうと言い出したのだそうです。
作者は、2匹のネコとともにロンドンに住んでいるそう。
訳者と担当編集者も大の猫好きだそうです。