ダイアナ・ロス作。
手入れの行き届いた公園を荒らす、薄汚れたネコ。
みんなから嫌われて、庭師がしらのモーガンさんからいつも追い回されていた。
そののら親分が、正式に市議会に雇われるネコになるまでの物語。
ネコから学ぶとよく言われるが、例えば次の一節からも、学ぶことは多い。
ともだちにたいして、ねこは、ぎょうぎよくふるまったが、べったりなついたりはしなかった。
友情と、なかよくなりすぎることはべつだ、じぶんの主人公はじぶんだ、好きなところにいき、好きなことことをする、と、はっきりいっているようだった。