埼玉のNさんから教えていただいた本です。
檀上完爾さん作。
人情味に溢れた、昭和の国鉄時代の車掌さんたちの物語。
一年生車掌、どんじり車掌、終電車掌、年越し車掌、欠乗車掌などがそれぞれの章の主人公です。
家出車掌の章では、青森発の上り列車の車掌さんが主役。
その話を読んで思い出したのは、学生時代の出来事です。
きたぐにで青森まで行った帰り、急行十和田で上野へ。
やっと辿り着いた上野の駅を出て、とりあえずのあてもなくパン食べてたら、見知らぬおじさんから「兄ちゃん、仕事あるよ」としつこく声かけられました。
あれはきっと、家出してきたと思われてたんでしょうね。