三重県立美術館で開かれていた、いわさきちひろ展を見てきました。
ちひろさんが油彩画の指導を受けた洋画家の中谷泰という人が、三重県松阪市の人だった関係でここで開催されたそうです。
2人とも満州に渡り、家族ぐるみの付き合いをしています。
美術館でこんなに集中して見たのは初めてじゃないかな、と思うくらい作品を一つ一つ見て、解説も全部読みました。
中谷泰さんの影響を受け、ちひろさんの絵が変わっていくのがわかりました。
ゼンメイさんといっしょになってからは、司法試験の準備をするゼンメイさんのために、一家の大黒柱として絵を仕事として力を傾けたことも知りました。
一枚一枚の絵の中に、その子の微妙な気持ちが表現されていることが、今ごろになってようやくわかりかけてきました。
いやあ、見に行けてよかったです。