いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

もみじの言いぶん

前からずーっと読みたかった本。

村山由佳著。

どこの図書館でも貸し出し中で、なかなか手に取ることができなかった。

どうして大阪弁で、それももみじの視点で書かれているのか、通して読んで合点がいった。

もしも村山さんの視点で書いたら、もみじを失った悲しみに耐えきれなくなったし、もみじを想うあまりにひとりよがりになると村山さんが感じたからだと思った。

この本のおかげで、もみじは村山さんの心にも読者の心にもずっと生き続ける。

 

義母の歯医者さんに付き添い中、待合室で読み終えた。

 

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