いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

幸福な猫の淋しい背中

前の本ではほとんどわき役だった家猫の五右衛門を中心に描かれていて、なんだか安心しました。著者は、やっぱり五右衛門を大切にしてたんだと思いました。後半は、野良猫ゴールドが中心。
またゴールドに会えてうれしい気持ちになります。
この本が書かれたのは1990年。
ということは、我が家がネコを飼わなくなった時期です。
当時子どもがいなかったぼくら夫婦は、トラックの荷台でニャアニャア鳴いていた白ネコを拾って飼っていました。
しっぽをチューチュー吸うのでチュチュ子と呼んでいました。
でも、子どもが生まれて飼えなくなり、それから10年間ほど猫のいない生活でした。
その時期に五右衛門やゴールド、クロコやシマ太郎たちのドラマが繰り広げられていたと知って感慨深いです。
五右衛門はいま、どうしているんだろう。
五右衛門のその後が書かれた本はないのかなあ。