いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

残心

あー、おもしろかった。

凛の弦音の続編。我孫子武丸さん作。

高校3年生になった凛は、弓道部の部長を任される。

進路で悩むうち、弓の腕前を落としてしまう。その時に力になってくれたのが、ライバルの波多野。

進路のことでアドバイスをくれたのは、弓道部顧問の吉村先生。

ミステリーなんだけど、弓道の奥深さと凛の成長物語としても楽しめて、読み応えがありました。

受験で弓が弾けない時期、体調を崩してしまうほど弓が生きることの一部になっていた凛が、女優の道で躓く波多野や学校を辞めざるを得なかった吉村先生と民間の射場で弓を続けていくラストがまたいい。

 

f:id:kuroneko356:20231012204650j:image