ウルフ・スタルク作。
頑固な上に、汚い言葉で喚き散らすおじいちゃん。
でもそれは、病院のベッドで寝たきりですることがないから。
お父さんもあまり会いに行こうとしない。
逆に孫のウルフは、そんなおじいちゃんが大好き。
病院を抜け出して、ストックホルムから少し離れた島のおじいちゃんの家におじいちゃんを連れて行く計画を立てる。
両親にはサッカーの合宿に行くと嘘をついて出かける。
パン屋のアダムも協力してくれる。
アダムは口の悪いおじいちゃんとも馬が合う。
何もかも上手く行くのだが、帰ってきたウルフは何故だか怒りが湧いてくる。
それは、おじいちゃんに会いに行きたがらないお父さんへの想いだった、。
先になくなったおばあちゃんのコケモモのジャムがおじいちゃんの生きる支えになっていた。
この作品が、スタルクさんの最後の作品になった。