昨日の今頃は、家族4人でオロオロしていた。
いつもの場所で寝ていたミュウミュウが、絨毯に爪を引っ掛けてるから外してやろうとしたら、爪を引っ掛けてるのでなくてもがいていたのだった。
起き上がろうとするのだけど、頭と上体がかくんかくんと揺れて立ち上がれない。
人間で言えば脳梗塞を起こしたような状態。
もうどうしていいか分からなくて、とにかく体を支えてやってオロオロするばかり。
もう電話はつながらない時間帯でしたが、、まだ先生おるかもしれんから「お父さん、走って」と指示する嫁さん。
ちょうどアキもいてくれたので、点滴をしてもらうことにして、かねてよりもらっていた点滴セットを取り出して準備する嫁さん。
夜間救急病院へ連れて行こうと言うフミ。
ミュウミュウは不安なのでしょう。きょときょとソワソワと、少しもじっとしていません。
歩こうとするのですが、体が右に傾いて倒れてしまいます。
自転車こぎながら、ミュウミュウどうなんねやろ、やっぱり早めに連れて行っとけばよかったと、考えても仕方ないことばかり考えてしまいます。
動物病院は、もう待合室の明かりは消え、自動ドアも開きませんでした。
ピンポン押しても、返事は無し。駐車場に車はないので先生たちも帰られたと思いました。
諦めて携帯で家に連絡しようとした時、「はい」とインターホンの向こうで返事がありました。
運良く、ホントに運良く主治医のN先生が残っておられて、嫁さんとアキがミュウミュウを連れてくるまで待ってもらい、診てもらうことができました。
血圧を測ってもらい血液検査をして、症状は改善しませんでしたがすぐに急変する事はないようなので、明日の朝もう一度連れてきてくださいということになりました。
明日早出の仕事のアキは自分のマンションに帰り、夜の間はフミがずっと様子を見てくれていました。
そして今日。
まだ布団の中でぐずぐずしていたぼくの枕元の携帯が鳴りました。
母がまたもどして救急車を呼んだとの施設の人からの電話。
施設まで自転車飛ばしていくと、まだ救急車は待ってくれていて、乗り込むことができました。
幸いついこの間まで入院していた病院に行くことができました。
検査と診察と入院手続きで、午前中いっぱいかかりました。
ミュウミュウの病院はフミに行ってもらうことにしました。
母はまた鼻からチューブを入れられて、一時意識レベルが300になってしまいました。
でも、しばらく看護師さんが処置してくれたあと目が開いて、弱々しいながら声が出せるようになりました。
原則面会禁止なのですが、今日だけはしばらく病室にいることができました。
母もミュウミュウも、もうこれ以上苦しませたくないと思いますが、なんとか持ち直してくれたらと願います。