ウルフ・スタルク作。
この本を読んで、またウルフ・スタルクが好きになりました。
お母さんと2人で暮らしていたシモーネが、お母さんのいい人と暮らすために引っ越さなくてはならなくなります。
お母さんは自分勝手に生きてる人で、シモーネの誕生日も忘れてるような人。
どうして嫌なことばかり続くんだろうと思いながら行った新しい学校では、名前をシモンと間違えられ、男の子として紹介されてしまいます。
さあ、そこからが目が離せなくなるほど引き込まれます。
世の中の人は、おばかさんと退屈で面白くないお利口さんに分けられる、というおじいちゃんの言葉がグサリときます。