いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

さまざまな出発

大好きなゲーリー・ポールセンの作品。
訳者あとがきによると、この本は日本語に訳された2冊目で、作者のことが少し詳しく紹介されている。
はじめは大人向きの小説を書いていたそうだ。


規則正しく繰り返される五つの物語。
その希望と絶望。
それが縦糸で、横糸は読者が考える部分。
ぼくがいちばん考えたのは、五つ目の戦争の詩だ。
すべて、退役軍人のための病院や療養所にいる人から聞いた本当の話だそうだ。
ライフルで子供を撃ったゲーリー・ポールセンの戦友は、今でも自分の子どもを撃つ夢を見るそうだ。