いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

けんかえれじい

この曲も懐かしい。

砂袋を作って、パンチを打つ練習をしましたっけ。

最終回の語りは、今でも覚えています。


「私のけんかの歴史の終わりであった。
そしてそれと同時に、私の少年時代もまた終わったらしい。
ある日、夏が終わって秋が来るように、私は大人の世界に入ったのである。

道子さんはクリスマスが来ないうちに死んでしまった。
すっぽん先輩はビルマで戦士。
文学への目を開いてくれた金田は沖縄で死んだ。

私とけんかをした連中はどうしているだろう。
私のことを覚えているだろうか。
殴ったり、殴られたり、けんかのことを思い出すとその度に、私の耳のそこから、少し甘く少し悲しいえれじいが聞こえてくる。」