佐藤いつ子さん作。
最後は怒涛のエンディグでした。
サッカーの試合に勝ってその日閉店する楽々湯へ行き、停電で真っ暗になったけど薪で炊く銭湯だったから力を合わせて最後の日を締めくくれた。
主人公は周斗。
サッカーチームのキャプテンだったけど、新しく来た大地にキャプテンの座を奪われる。
みんなをまとめる大地に比べて、自分の力のなさを痛感し練習を休みがちになり、たまたま見つけた銭湯が唯一落ち着ける場所になる。
わの字の板とぬの字の板のことを初めて知った。
わの字の板がかかっていれば、わ板なのでOPEN。
ぬの字の板なら、ぬ板なのでCLOSED。
浴室の壁に描かれた富士山の銭湯絵を見て、ヒロさんが、富士山って世界で何番目か知ってるかと問う場面もよかった。
佐藤真紀子さんの絵もさすがです。