ガリラ・ロンフェデル・アミット作。
主人公は、アラブ人の少女ナディア。
イスラエルに住んでいる。
村の女医に憧れ、医者になるために、ユダヤ人の全寮制の学校に入る。
ヘブライ語や文化の違いに悩まされながらも、なんとかユダヤ人の若者たちとも人間関係を築いてゆく。
3週間に一度自分の村に戻ると、親友からアラブ人らしくなくなったと非難される。
アラブ人としてイスラエルで暮らす大変さがひしひしと伝わってくる。
そして、その解決策は今のところない。
時間をかけて地道に、あきらめずに良い関係を作っていくしかないんだろうな。難しいことだけど。