山本悦子さんの本。
この人らしい温かい物語でした。
ブラジルから来て日本語が全く分からないジュリアナちゃん。
席は晴也の隣になりました。
晴也は、学校では喋れない子。
自分でもなぜ声が出ないのか分かりません。
家ではおばあちゃんになんでも喋るのに。
ジュリアナちゃんのために何かしてあげたいと思う晴也。
おばあちゃんの言葉で、晴也はいろいろなことに気づいていきます。
「見えるものや、言ったことばだけが本当のことじゃない。人間は、見えない心の奥底に、いろんな思いやきずをかくしてるものだよ。」