アルマンじいさんが押しぐるまを押して、冬用の自分のねぐらに帰ってくるところから物語は始まる。
荷物と言ったって、着るものは全部着込んでいるし、押しぐるまに乗るくらいだからたくさんあるわけじゃない。
向かうのは、ノートルダムの橋の下の少し凹んだところ。
ところがそこには、3人の子どもたちがいた。
子どもと関わりたくないアルマンじいさんだったが、なぜだか心を盗まれてしまう。
夜になり帰ってきた子どもたちの母親にも、初めは嫌な目で見られるが、不思議と子どもたちには好かれてしまう。
デパートのサンタクロースの所に連れて行ってあげたりもする。
しかし、役所の人に見つかって施設に入れられそうになる子どもたち。
アルマンじいさんが子どもたちを匿うために連れて行った所は知り合いのジプシーのキャンプ。
あとからやってきた母さんは、ジプシーと知って怒り出す。
でもジプシーだからというだけで、なぜ悪いと決めつけるのかとアルマンじいさんも負けていない。
子どもたちは、クリスマスにジプシーのような車のついた家がほしいと言い出す。
それは無理な話で、なんとか誤魔化そうとするアルマンじいさんだが、子どもたちが悲しまないように取った行動は・・・。