いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

ネコのミヌース

面白かったー。
登場人物たちの名前が初めて聞くような名前だった。
新聞記者のティべは、始め男性だと分からなかった。
ミヌースとの出会いも面白い。
犬に追いかけられて木に登るなんて、まるでネコだ。
人間の姿なのに、ノドを鳴らしたり、頭をスリスリしたりする。
ミヌースとネコたちのおかげで、ティべは記事が書けるようになる。


でも、ミヌースはいつまでも人間の姿ではいられない。
ノラとの関係も面白い。
ネコに戻るか、人間のままでいるか、気持ちが揺れるミヌースもかわいい。


ワクワクして、ハラハラして、スカッとして、気持ちがあったかくなる物語。


オランダの国民的女流作家、アニー・M・G・シュミットさんの作品。