いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

まねやのオイラ

ネコが主人公なので面白かった。
ある時には人間の姿を思い浮かべ、逃げる時なんかはネコの姿でイメージした。
忍者の弟子になったり、旅の一座の仲間になったり、お寺の猫になってお経や読み書きを覚えたりと、展開が楽しかった。
それでいて、こわい権三に家出させられたり、せっかく芸を覚えたら売り飛ばされそうになったり、どうしようもない運命に振り回されてしまう。
それが悪いことだと、胸がチクリとして、死んだおばあさんの言葉が思い出されるのもよかった。