虚空の旅人
今度はチャグムやシュガが主人公。
チャグムは、たくましくなったなあ。
始め、嫌なヤツだないと思ったタルサンともだんだんいい繋がりが出来てきました。
最後の夜を迎えるつかの間、チャグムがシュガに語る言葉が印象的。
「そなたは、わたしに国のために生きよ、という。それがなにより大事なことだと。わたしも、そうせねばならぬと、わかっている。だが、シュガ、ほんとうに、それでいいのだろうか?」
「国をまもるためでもなく、金のためでもなく、わたしという、たったひとりの小さな命を、おのが命をすててまもろうとしてくれる人がいなかったら、わたしは、ここに、こうしていなかったのだ。」
シュガもサンガル王国での出来事を通して、変わってきましたね。