いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

父・宮脇俊三への旅

宮脇さんのお嬢さんが書かれた本です。
題名に旅の字が入っていることに、お父さんへの愛情や労わりや懐かしさが込められています。

亡くなるまでの数年間は書く力も衰え、酒が手放せなかったといいます。
家族でないと書けないことを名編集者であるお父さんの教えを守って、抑制のきいた文章で綴ってあるなと思います。
決して読者に哀しみを強要しないところも、お父さんの血を受けついでおられます。

いつか青山にあるという、宮脇俊三さんの墓にお参りしてみたい。



瀬田の唐橋のたもと、龍王宮 秀郷社の境内にて読了。