いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

美徳がすたれて、職場が荒れる

香山リカさんの『しがみつかない生き方』を読んでいます。

最近学習院の愛子さんの話題が賑やかですが、雅子さんは大変謙虚なことで知られているとのこと。
自慢の料理はと聞かれて、「自慢できるようなものは、ございません。」とこたえたとか。
でも世間ではその「謙虚さ」がすたれて自慢競争が激しくなった結果、相手のことを思いやる余裕がなくなり人も企業も病んでいく。
昔に戻れとは言わないが、時には「あなたのほうこそ」と相手を立てあうことがあってもよいのではないか、という主張でした。
うちの職場だけの問題ではなかったんだ、と新鮮でした。
「全部の教科の研究授業がしたいです」と公言してはばからない困ったお姉さんがいたり、イベントなど見える所ばかりに熱心で地道な部分を支えているベテランをバカにするお兄さんがいたりして、若者とベテランの溝は深いです。
それがなぜなのか、少しわかった気がしました。