広瀬寿子さん作。
哲は母さんと2人で暮らしていた。
その哲に兄弟ができた。
兄ちゃんは父さんといっしょに暮らしていた。
もともと違う家族だった2人どうしが4人で暮らすようになった。
兄ちゃんはスケッチブックにフクロウの絵を描いて、お話を聞かせてくれた。
でも、ある時父さんが出ていくことになった。兄ちゃんは父さんについていくことになった。
別れの日、森に近い一軒家で投げた石が当たって、とかげのしっぽが切れてしまった。
そのトカキチのしっぽが伸びるのを見るために、哲は森の家に通う。
誰も住んでいなかったその家に文平おじさんが帰ってくる。