いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

母さんがこわれた夏

マリャレーナ・レムケ作。

この人はドイツに暮らしているが、フィンランド出身らしい。

ずっと暗い雰囲気が漂う物語でした。

うつ病のお母さんを持つ家族のひと夏のお話。

フィンランドに旅行に行くのですが、どうやらお母さんの療養のためらしい。

ダンスパーティに行く予定も、お父さんと言い争いをしてしまって行けなくなる。

そっとしておいてほしいのが、お母さんの願い。

最後の方のお母さんの言葉が、心に残る。

 

「不幸でないなら、それだけでじゅうぶん幸福なのよ」

 

f:id:kuroneko356:20230504094506j:image